アップル、株主への配当増加を検討--ヘッジファンドからの要求受け

Josh Lowensohn (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)2013年02月08日 12時07分

 Appleは、同社が蓄積した大量の現金をもっと株主に配当すべきだという有力株主からの申し立てを受けて、可能性を「検討中」だと述べた。

 Appleは米国時間2月7日付の声明で、同社の保有現金が通常の事業運営に必要な額を上回るまでに増えた(だからこそ配当および自社株買い計画の開始が可能となったわけだが)ことは認識しているが、最終的に採り得る選択肢については現在も協議中だと述べた。

 Appleは7日午後、株式市場の取引終了直前に出した声明で次のように述べている。「Appleの経営陣と取締役会は、さらに多くの現金を株主に配当する件に関して活発に議論している。われわれは見直しの一環として、何らかの形で優先株を発行するよう求めるGreenlight Capitalの現在の提案を徹底的に検討するつもりだ。われわれはGreenlightの意見に、そしてすべての株主の意見に耳を傾ける」

 これに先立ってAppleは同7日、David Einhorn氏が経営するヘッジファンドGreenlight Capitalに提訴されている。Einhorn氏は同ファンドが提出した訴状の中で、Appleは既存の株主に優先株を割り当てる必要があること、およびこの件が初めて議論された際、Appleがこの提案に難色を示したことを指摘した。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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