Intelの最高経営責任者(CEO)であるPaul Otellini氏は米国時間12月5日に開催されたSanford C. Bernstein Conferenceで、同氏が後任を決めることはできないとしながらも、次期CEOが社内から選ばれる可能性は非常に高いと述べた。
「私は社内の候補者たちに非常に満足している。われわれの業界における社内と社外の実績から考えて、できることなら社内の人間であってほしいのは言うまでもない」と、Otellini氏は述べた。さらに同氏は、たとえ外部の「完璧な人材」であっても、「社内の文化や、従業員や、システムがどのように動いているのかといったことを理解するためには2年」かかると続けた。
Intelは11月、40年近く同社に在籍したOtellini氏が2013年5月に退任する予定だと発表した。Otellini氏がIntelを率いてきた間に同社は事業から累計1070億ドルの現金を得ており、これはCEOの手腕によるものと一般に受け止められている。また売上高は388億ドルから540億ドルにまで増加した。しかしOtellini氏は、モバイル分野での立ち遅れを汚点として残している。一方、競合するARMは同分野を主要なニッチ市場として開拓してきた。
Otellini氏は、CEOが交代しても大きな変化はないだろうと述べた。
「取締役会は戦略に満足していると思う。内部の人材から選ばれるとすれば、経営陣も同様だろう」と、同氏は語った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する