「iOS」責任者の退職は「当然の報い」--「iPod」の父が語る

Charlie Osborne (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年11月30日 10時37分

 Scott Forstall氏が去るべき時がきたとAppleが判断したことはForstall氏にとって「当然の報い」だった、とTony Fadell氏はBBCとのインタビューの中で述べた。

 Forstall氏のAppleでの在職期間は、重役会議室における緊張状態と同氏が非協力的であるとの批判を受けて終了することとなった。こうした批判は、モバイルソフトウェアの責任者だったForstall氏が、「iOS 6」に搭載されたAppleの「Maps」機能の問題に関する謝罪文への署名を拒んだことで、頂点に達した。

 Forstall氏とFadell氏がいずれもAppleに在籍していたとき、両者の間で職場における「爆発的」な衝突が何度もあったという背景を踏まえて、BBCは「『iPod』の父」として知られるFadell氏にForstall氏のことを質問した。

 Fadell氏はBBCに対し、「数週間前に起きたことは当然の報いであり、正当な理由があったと私は考えている。そして、それは実際に起こった」と述べた。

 Forstall氏は現在、最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏の顧問を務めているが、2013年にCraig Federighi氏がForstall氏の後任に就く予定だ。Federighi氏は1つの指揮系統の下でiOSと「OS X」の両グループを統括することになる。

 Fadell氏自身は数年前にAppleを離れており、現在は異なるタイプの消費者向けガジェット「Nest Learning Thermostat」にエネルギーを注いでいる。消費者はテクノロジが自分たちの世界をもっと便利にしてくれることを望んでいると話す同氏は、人々に自分の光熱費をもっと調整できる手段を提供することが利益につながるのではないか、と考えている。


提供:Josh Lowensohn/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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