CNNとFacebook、2012年米大統領選に向けて提携

Donna Tam (CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年07月10日 12時10分

 一部のFacebookユーザーには、2012年はあの段ボール製の投票ブースは必要ないかもしれない。CNNとFacebookは、ソーシャルメディアに注がれるスポットライトを2012年の選挙に向けるべく提携を結んだ。

 CNNとFacebookは米国時間7月9日に提携を発表した。Facebookは新アプリ「I'm Voting」を提供し、ユーザーが投票に行く意思や、特定の候補者や政策への支持を表明できるようにするという。表明した内容は「Timeline」やニュースフィード、およびリアルタイムの「Ticker」に表示される。

 このアプリは英語とスペイン語に対応し、自分が支持する政策や候補者をFacebook上のどの友人が支持しているかを知らせてくれる。情報はインタラクティブな地図に表示され、最終的にはCNNのリポーターが同アプリを使ってFacebookユーザーに質問し、回答について報じる。

 また、Facebook上の有権者に対して調査を実施し、メトリクスを用いてBarack Obama大統領、Joe Biden副大統領、Mitt Romney大統領候補(および共和党の副大統領候補)について、ソーシャルメディアによる分析結果を提供する予定だ。

 Facebookは長期にわたり政治的なツールとして活用されてきた。2008年の大統領選に出馬したObama氏がいかにソーシャルメディアの恩恵を受けたかについては、多くの人が指摘している。また、Facebookはある議題への関心を高めるのにも使われてきた。しかし今回の動きは投票の透明性への挑戦でもある。そしてFacebookは透明性に関して強い影響力を持つ。同社は2012年の選挙に向けて政治ニュースサイトのPoliticoとも提携しており、これによりPoliticoはFacebookから読み取れる有権者の意識を報じられるようになった。


2011年2月、カリフォルニアで開催されたITビジネスリーダーの夕食会の前に歓談するObama大統領とFacebookの最高経営責任者(CEO)Zuckerberg氏
提供:Pete Souza/White House

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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