Rolling Stoneによると、ロッカーのNeil Young氏は、開発中の新しい高品位オーディオフォーマットの名称とみられる複数の商標を出願した。
Young氏は長年MP3の品質に満足しておらず、このフォーマットの開発に至ったようだ。
Rolling Stoneには、「『21st Century Record Player』『Earth Storage』『Thanks for Listening』は素敵な曲名のようだがNeil Young氏の新曲ではない。これらの名称は、同氏が最近米国特許商標局(USPTO)に申請した商標であり、Young氏がMP3に代わる高品位オーディオフォーマットを開発していることを示すものだ」と書かれている。
同誌が発見したUSPTOの書類によると、Young氏の最初の申請は2011年6月に行われ、6つの商標「21st Century Record Player」「Earth Storage」「Thanks for Listening」「Ivanhoe」「Storage Shed」「SQS (Studio Quality Sound)」が出願されている。説明には、「音楽とアーティストの演奏に特化したオンラインおよび小売サービス、インターネットからダウンロード可能な高品位の音楽、音楽とビデオに特化した高解像度のディスク、保存と再生のためにオーディオとビデオの記録に特化した収録済みのデジタルメディア」と記されている。
Young氏の広報担当者は、Young氏はこの件についてまだ公式にはコメントできないと述べた。
しかし、Blue Rider Pressが2011年に出版したYoung氏の自伝「Waging Heavy Peace」に関するプレスリリースには、この新しいオーディオフォーマットに関する示唆が含まれていたと考えられる。同リリースでは、Young氏の電気自動車「LincVolt」の素晴らしさを称賛した後、「Pono」という仮称で呼ばれる新しいプロジェクトに言及している。
同リリースには、「また、Young氏は自ら先頭に立ってPonoを開発している。Ponoは画期的に新しいオーディオミュージックシステムとして、アーティストやプロデューサーが収録時に聴くようなスタジオレベルの品質を持つ、可能な限り高品位のデジタルサウンドをもたらす」と記され、「Young氏は、利用者がPonoのクラウドベースのライブラリを十分に活用して好みのアーティストの曲を聴けるようにし、Ponoを使用してこれまでにない優れた音質で、気軽なミュージックリスニング体験を楽しんで欲しいと考えている」と続いている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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