楽天トラベル、中国事業強化に向けて3支店を新設

岩本有平 (編集部)2012年02月06日 16時24分

 楽天トラベルは2月6日、中国の現地法人である上海旅之窓網絡有限公司の支店を南京、杭州、青島の3都市に開設し、2月中旬にも営業を開始すると発表した。

 あわせて、2011年8月に子会社化したチャイナオンライントラベルを通じて、中国の旅行サイト「快楽e行」運営の北京創哲信息科技有限公司(北京創哲)との業務提携契約を締結。中国国内での航空券販売サービスを開始した。

 楽天トラベルでは、2002年に上海に現地法人を設立以降、北京、広州、大連に支店を開設。日本人渡航者向けのホテルの仕入れ営業を中心に展開している。一方で「上海旅窓」を通じて中国人向けに国内のオンライン宿泊予約サービスを提供してきた。

 今回3支店を新設することで、日本人渡航者に対して、これまで以上に多地域にわたるホテルの部屋在庫の拡充が可能になるとしている。いずれもANA便が就航する都市で、同社が展開するダイナミックパッケージ商品「ANA楽パック」で組み立てられる対象施設数や、部屋の供給の増加も期待されるとして、日本人旅行者の拡大を見込む。

 一方、中国人旅行者に対しては、北京創哲との業務提携に伴い、国内・国際線航空券販売が可能になる。今後は航空券の販売を足がかりに、中国から日本へのインバウンドの強化にもつなげていくという。

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