サムスン、アップルをITCに提訴--「iPhone」などの米国禁輸が狙いか

Don Reisinger (Special to CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 長谷睦2011年06月30日 11時04分

 サムスンがAppleを再び相手取り、米国際貿易委員会(USITC)に訴えを起こした。

 米国時間6月28日にUSITCに提出された訴状には、対象として「無線通信端末、携帯型の音楽およびデータ処理端末、タブレットコンピュータを含む携帯電子端末」と書かれている。この訴状を最初に発見したFOSS Patentsは、サムスンの狙いについて、Appleの「iPhone」、「iPad」、および「iPod」の米国への輸入を禁止するよう求めることにあるのではないかと推測している。

 ただし、このような禁輸措置の実施を現実に近づけるためには、何よりもまず、USITC側にサムスンの言い分を聞いてもらう必要がある。現時点では、USITCはこの訴訟の審理に同意しておらず、サムスンの訴えは「保留」扱いとされている。

 Appleを相手取った今回のサムスンの訴訟は、両社の間で続いている争いにおける新たな展開と言える。

 両社の争いは、Appleが2011年4月に、同社のユーザーインターフェースと携帯端末の設計をサムスンが「まねている」として、訴えを起こしたことに始まる。Appleは、この訴訟を起こした後でAllThingsDに対し、自社のアイデアを保護しようとしているにすぎないと語っている。

 今回の件に関してAppleにコメントを求めたが、すぐには回答を得られなかった。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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