アプリケーション内購入の問題が、Googleでも生じ始めたようである。米国時間2月24日には、同社が「支払い規則」に違反するとしてあるアプリケーションを削除したという報道が明らかになった。
Googleは先週、ある開発者に対し、同開発者の無料アプリケーション「Visual VoiceMail」を「Android Market」から削除したと通知した。GigaOMの記事によると、そのアプリケーションが、Googleの開発者規約の中の価格設定および支払いに関する部分に違反しているというのが削除理由であったという。
Googleは今回の違反の詳細について明らかにしていないが、Visual VoiceMailを開発したPhoneFusionのJonathan Hollander氏は、同アプリケーションがアプリケーション内購入に「Google Checkout」を使用していないことが問題であると考えている。PhoneFusionは、同社ウェブサイトを介したアプリケーション内購入を提供している。
Googleの開発者規約では、「同マーケットを介して配布された製品の開発者が徴収したすべての料金は、マーケットの支払い処理機能によって処理される必要がある」と記されている。つまり、開発者らはGoogle Checkoutを使用しなければならない。
GigaOMは、「事前の警告がなかったという点において、Appleよりひどい。Appleでは規約に従わない場合でも、6月までアプリケーションの削除を待ってくれるとしてくれた。Googleでは、選択の余地はなかった」というHollander氏の言葉を引用した。
GoogleはGigaOMの問い合わせに対し、サービス規約に違反するアプリケーションを削除するとしか述べなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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