FujiSankei Business i.
2008/07/30 10:51
松下電器産業、ソニー、東芝は29日、2008年4〜6月期連結決算を発表した。薄型テレビなど海外での売り上げが好調だった松下電器は、最終利益が730億円と前年同期比85・7%増加した。一方、デジタル機器や半導体の価格下落に見舞われ、ソニーの最終利益は349億円と半減、東芝は116億円の最終赤字に陥った。ソニーは通期予想も下方修正した。勝ち組とされる電機3社に明暗が分かれた。
松下電器は日本を除く海外のすべての地域で2けたの増収を達成し、営業利益は48・2%増の1095億円を記録。サブプライム(高金利型)ローン問題の影響で減速気味の米国市場でも11%増の2865億円を売り上げた。上野山実取締役は「昨年、市場に密着した製販一体型の組織に変えた成果が出てきた」と胸を張る。
一方、ソニーはゲーム部門の採算が好転したものの、デジタルカメラやパソコンなどエレクトロニクス部門が競争激化や価格下落の影響を受けた。売上高は0・1%増の1兆9790億円、営業利益は39・5%減の734億円だった。通期予想は営業利益が1・1%減の4700億円、最終利益が35・0%減の2400億円にそれぞれ下方修正した。
東芝は241億円の営業赤字(前年同期は212億円の営業黒字)だった。営業赤字は3年ぶり。失速の原因は、屋台骨の半導体事業の悪化。半導体は前年同期235億円の営業黒字だったが、今4〜6月期は302億円の営業赤字に陥った。NAND型フラッシュメモリー価格が期中に20%下落したほか、デジタル機器の販売低迷でシステムLSIも悪化した。
通期予想の売上高8兆円、営業利益2900億円は据え置いたが、「ターゲットとして厳しいのは認識している」(村岡富美雄専務)状況だ。
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