UPDATE 誰もが欲しがっていた無線周波数の入札でGoogleは敗北したが、何百億ドルも投じて自前の携帯ネットワークを構築することなく、それでも携帯ネットワークにアクセスできる立場を維持していることから、結果的にはGoogleにとっては勝利だったのかもしれないと、アナリストらは述べている。
ウォールストリートのアナリストらによると、Googleは「負けるための入札」とも解釈できる戦略によって、落札者のVerizon Communicationsに対してオープンネットワークの要件を押しつけることに成功した。
Verizonはオープンなネットワークを支配することになるが、他社製の機器やアプリケーションにもネットワークを使用させることを義務づけられる。
「Googleは実際に通信ネットワークを構築する目的でこのゲームに参加していたのでは決してない。Googleの主要な目的は、閉鎖されているネットワークを開放することだったのだ」とCowenのアナリストであるJim Friedland氏は、キャリアがネットワーク上で携帯端末とサービスを支配している現状について述べた。
Googleが米国政府の無線周波数の競売に参加したことは、Verizonが全米規模の無線免許を落札し、2009年初頭のテレビ放送のデジタル化に伴って開放される周波数の大きな部分の支配を獲得するために支払う金額を押し上げた効果があると考えられている。
新しい周波数帯の大きな分け前を獲得したのは、Verizon CommunicationsとVodafone Groupの合弁会社であるVerizon Wireless、AT&T、そして米国の衛星テレビ会社Dish NetworkのパートナーであるFrontier Wirelessである。
今回の競売では記録的な落札総額191億2000万ドルが米国政府の国庫に入った。
「完全にオープンなシステムを作り出すことによって、Googleはキャリアがその独占的な地位を利用してユーザーを特定の方法で自社のサービスに集めることを阻止するかもしれない」とFriedland氏は言う。

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