世界最大の規模を誇る携帯電話会社であるフィンランドのNokiaは、現地時間1月24日、2007年第4四半期の決算を発表した。それによると、携帯電話市場における需要増も手伝って世界全体でのシェアが40%に伸びるとともに、1株あたりの利益が前年同期から57%増加したという。
特別科目を除いたNokiaの第4四半期における希薄化後の1株あたり利益(EPS)は0.47ユーロ(約0.70ドル)で、Reutersが実施した34人のアナリストの事前予測0.44ユーロ(約0.65ドル)を上回った。新興のアジア市場での安価な携帯電話に対する強い需要が大きく貢献したもようだ。
この好決算のニュースを受けて、Nokiaの株価は同日の取引開始後まもなく、14.3%上昇して23.71ユーロ(約35.09ドル)に達した。
また同四半期におけるNokiaの携帯電話の出荷台数は1億3350万台で、世界市場2位から4位までの競合3社の出荷台数を合わせた数字を上回った。こちらも、事前のアナリスト予測の平均1億3070万台を上回る好成績だ。
Nokiaは中国とインドを含む新興地域の市場で、他社を確実に抑えて圧倒的な強さを誇っている。
Nokiaをはじめとする大手ベンダーは、同四半期、Motorolaの顧客を奪う形で市場シェアを伸ばした。苦闘を続けているMotorolaは23日に発表した同四半期の決算で、1900万ドルの営業損失を計上している。携帯電話事業の建て直しに思ったより時間がかかっているという。
CAI CheuvreuxのアナリストDavid Hallden氏は、次のように述べている。「今四半期も、どんなにMotorolaが損失を計上しようと、Nokiaは利益を上げるという、お約束のような結果が出た。2007年は活況の1年だったのは事実だ。問題はそれが2008年もずっと続くかどうかということだ。もし好調が維持されるのなら、われわれは予測値を引き上げなければならない」
Nokiaによると、同社の市場シェアは、2008年第1四半期中は40%前後にとどまる見込みだが、2008年通期ではさらなるシェア拡大を目指しているという。
「競争的環境が、市場予測よりわずかに好転すると見ている」と話すのは、GlitnirのアナリストPasi Vaisanen氏だ。
Nokiaによると、今四半期に販売された携帯電話の平均価格は、前四半期から上がって83ユーロ(約123ドル)になったという。アナリストの事前予測は平均で82ユーロ(約121ドル)だった。
Nokiaは、その規模の大きさのおかげで、競合他社よりはるかに大きな利益率を誇っている。Nokiaの3携帯電話事業部門の営業利益率は、23.8%にまで上昇した。
同四半期における競合他社の営業利益率を見てみると、Sony Ericssonが13%、Samsung Electronicsが11.4%だった。
この記事はReutersのニュースを契約の下、シーネットネットワークスジャパン編集部が編集したものです。海外Reutersの記事へ
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