Oracleは、新規ソフトウェアの売り上げ増によって35%の増益となり、IT支出が鈍化していると投資家が不安になっているこの時期において予想を上回る好業績になったと発表した。
Oracleが米国時間12月19日に決算を発表してから、同社の株価は5.8%増加している。世界第2位のソフトウェアメーカーであるOracleは、強力な製品ポートフォリオのおかげで米国の景気後退による影響をあまり受けずに済んでいると、一部のアナリストたちは見る。
Oracleによれば、11月30日締めの第2会計四半期の純利益は、前年同期の9億6700万ドル(1株あたり18セント)より35%高い13億ドル(1株あたり25セント)だったという。
Reuters Estimatesによると、諸費用を除いた利益は1株当たり31セントと、アナリストの平均予測27セントを上回っている。売上高も28%増の53億ドルとなり、平均予測の50億4000万ドルを上回った。
Goldman SachsのアナリストSarah Friar氏は「1セントか2セントでも予測を上回れば、良い四半期だったと評価しようと思っていた。そして結果的は、非常にすばらしい四半期だったことが分かった」と述べる。「Oracleは小規模企業からシェアを奪っている。彼らはインストールベースの商品のクロスセリングでがんばっている」(Friar氏)
新規ソフトウェアの売上高は前年同期比38%増の17億ドルとなったとOracleはいう。けん引役となったのは、売上高が63%増加したビジネス管理アプリケーションである。データベースとミドルウェアの売上高も28%増加した。
Oracleの最高財務責任者(CFO)Safra Catz氏は電話会議で、Oracleでは新規ソフトウェアのライセンス売上が第3会計四半期に15〜25%増加し、非GAAPベースの1株当たり利益は29〜30セントになると見込んでいることを明らかにした。
Reuters Estimatesによると、アナリストたちは今期の1株当たり利益が、諸費用を除いた場合29セントになると予測しており、Oracleの予測はそれと合致するか、1セントだけ上回っているという。
「Oracleでは取引の数が増えている。そしてさらに個々の取引が過去のものより大きくなっている」とCatz氏は述べ、ここ10年以上で最も速いペースでソフトウェアの売り上げが伸びているとした。
Oracleは過去数年間、自分たちより規模の小さいソフトウェアメーカーを次々と買収することで、成長を加速させてきた。最高経営責任者(CEO)のLarry Ellison氏によれば、買収は、新しい顧客の獲得や、売り上げの拡大以外に、既存製品の売上増加という効用をもたらしたと述べる。
WR HambrechtのアナリストRobert Stimson氏は「計画がうまくいてちるようだ。すべての指標で、わたしの予測を上回っており、高い評価に値する」と述べる。
「彼らは重要な技術を擁しており、常に技術を磨く必要に迫られてきたため、景気の問題による影響を少しは免れている。人件費を抑えるにも技術が必要だ」とStimson氏は述べた。
Oracleの株価は時間外取引で終値の20.76ドルから21.96ドルに値上がりした。
この記事はReutersのニュースを契約の下、シーネットネットワークスジャパン編集部が編集したものです。海外Reutersの記事へ
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