Adobe Systemsは米国時間12月17日、第4四半期決算を発表した。デザインソフトウェアの売り上げが好調だったことを受け、第4四半期の純利益は前年同期比で21%増加した。だが、来期の通期見通しを上方修正しなかったことが投資家の失望感を招いたようで、時間外取引で同社の株価は下落した。
「Photoshop」「Flash」「Illustrator」といったソフトウェア製品を擁し、デザインソフトウェア企業としては世界最大の規模を持つAdobeは、投資家の予測を上回る2008年会計年度第1四半期見通しを示した。しかし、通期売り上げについては全く変更がなかったため、投資家筋は売り上げの伸びが間もなく頭打ちになることを懸念した模様だ。
第4四半期のGAPPベースの純利益は2億2200万ドル(1株あたり38セント)となり、加重平均株式数が減少したこともあって、前年同期の1億8300万ドル(1株あたり30セント)から増加している。
画像編集ソフトだけでなく、ウェブサイト構築やグラフィックス作成用のソフトウェア製品が売り上げを牽引した結果、第4四半期の売り上げは前年同期比34%増の9億1100万ドルとなった。
Reuters Estimatesによると、非GAAPベースの希薄化後1株あたり利益は49セントで、アナリストの平均予測である48セントを上回ったという。
「決算値は堅調だった」と、Robert BairdのアナリストSteve Ashley氏は述べている。
同氏は決算報告が発表された後に株価が下落したことに驚いたと語り、Adobeが2008年会計年度第1四半期についてアナリスト予測を上回る業績見通しを示したにもかかわらず、2008年の通期見通しに変更を加えなかったことで、投資家の一部が失望感を表したのが理由かもしれないと述べている。
調査会社Cowen and CompanyのアナリストWalter Pritchard氏によると、裁判関連の費用がかさんだため、経費支出が事前の予測を約1000万ドル上回ったという。
同氏は株価の下落について、投資家たちが予測を上回る支出に過剰反応を示したのかもしれないし、あるいは2008年通期の見通しが弱気だったことに関連しているのかもしれないと述べている。
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