最終更新時刻:2009年7月10日(金) 17時32分

ハリウッドのスタジオら、中国のインターネットサイトを提訴

文:Reuters
翻訳校正:編集部

2007/11/26 18:20  

 ハリウッドの映画会社5社が、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」などのヒット作品の海賊版をダウンロード提供していたとして中国のオンインサービス会社とインターネットカフェを訴えた。中国の国営通信社である新華社通信が現地時間11月22日に報じている。

 新華社によると、北京に拠点を置くJeboo.comと上海にあるインターネットカフェが、Twentieth Century Fox、Walt Disney、Paramount Pictures、Columbia Pictures、Universal Studiosとの訴訟に直面しているという。

 映画会社側は、Jeboo.comがソフトウェアを開発して、同カフェはそのソフトウェアを用いて映画のダウンロード事業を行っているとし、損害賠償として320万元(43万2000ドル)を支払うよう求めていると、新華社は述べている。

 Jeboo.comは「My online cinema」を掲げ、映画やテレビ番組約3万作品のダウンロードが可能な中国最大の映画ダウンロードサービスプロバイダーを自称している。

 新華社によると、Jeboo.comの従業員であるXie Jiangping氏は「Jeboo.comが映画会社の著作権を侵害しているかどうかについてのコメントを拒否した」という。

 しかし、Jeboo.comのウェブサイトには、広範におよぶ娯楽作品は著作権契約を交わした「コンテンツプロバイダー」を通して「合法的に入手」したものだと書かれている。

 上海で提訴されたこの訴訟は、米中間の論争と訴訟合戦における新たな摩擦要因となるだろう。米国は、アジア市場は無秩序で海賊行為を防止するためにほとんど何の措置もとられていないと主張している。

 中国の規制は全く不十分なため米国の映画やソフトウェア製品などの海賊版が野放しになっており、米国企業の損害は膨大な量になると、米国政府は世界貿易機関(WTO)に対して主張している。

 中国では海賊版DVDが路上で売られており、その価格は先進国で販売されている合法的な製品よりも大幅に安いわずか1ドルである。また、多くのインターネット利用者の間では娯楽作品をダウンロード提供するウェブサイトが人気を集めている。

 中国政府は同国における知的財産の保護は国際標準を満たしており、海賊版撲滅に取り組んでいるが、それには何年もかかると主張している。

 新華社によると、原告の映画会社側は、Jeboo.comと同カフェは「X-Men 2」や「ナイトミュージアム」などの映画13作品を許可なく配布したとしている。

 そのほかの米国企業も、中国の業者を訴え、これに勝訴している。9月には、複数のスタジオが、「ロード・オブ・ザ・リング」などの人気作品を販売したとして北京の業者を訴え、損害賠償の要求が認められた。

この記事はReutersのニュースを契約の下、シーネットネットワークスジャパン編集部が編集したものです。海外Reutersの記 事へ

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