上院反トラスト小委員会の委員を務める上院議員2人が連邦取引委員会(FTC)の委員長に対し、Googleによる広告会社DoubleClickの買収について「慎重に精査」するよう促した。
Herb Kohl上院議員(民主党、ウィスコンシン州選出)とOrrin Hatch上院議員(民主党、ユタ州選出)は、FTCに送付した書簡(PDFファイル)の中で、Googleは文脈型広告と呼ばれるインターネット広告で独占的地位を築いており、一方のDoubleClickもディスプレイ広告市場のリーディングカンパニーだ、と述べている。
両議員は、両社の合併によりウェブ上の競争が害される恐れがあると業界の専門家は見ていると指摘する。
「われわれはこの問題に関して決定的な結論には至っていないが、仮に両社が合併してもインターネット広告分野の競争が大幅に弱体化することはないと(FTCが)決断を下した場合に限り、合併を承認するよう強く要請する」(同書簡)
またKohl氏とHatch氏の両議員は、GoogleとDoubleClickがともにウェブ利用に関する情報を収集していることから、合併がプライバシーに与える影響についても疑問を提起した。
「われわれは、この合併が慎重な精査に値する根本的な消費者プライバシー問題を引き起こすと考えている」(同書簡)
FTCの広報担当であるNancy Judy氏は、同委員会のDeborah Majoras委員長が書簡を受け取ったことは認めたものの、この件について同氏がコメントするのは適切ではないと語った。
一方、Googleは声明で、すでにプライバシーや市場シェアの問題についてFTCと議論したことを明らかにした。
Googleは、「われわれは引き続き、FTCは、この合併が消費者、広告主、ウェブサイト製作者の利益になるとの結論を下すと信じている」と述べている。
この記事はReutersのニュースを契約の下、シーネットネットワークスジャパン編集部が編集したものです。海外Reutersの記 事へ
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