世界的に根強いPC需要と安定した市場シェアを背景に、中国Lenovo Groupの四半期利益が約3倍となった。Lenovoは台湾のAcerと世界第3位のPCメーカーの地位をめぐり、戦いを繰り広げている。
この業績は、Lenovoが2005年にIBMから低迷しているPC事業部門を12億5000万ドルで買収して以来、2番目の好業績となる。
IDCによれば、グローバルブランドの確立を目指している数少ない中国企業の1つであるLenovoは、第3四半期、世界中のPC出荷台数の8.2%を占め、第3位の地位を維持し、一方のAcerは8.1%の市場シェアで、Lenovoに肉薄した。
しかし、ライバルだった米国企業のGatewayを7億1000万ドルで買収したため、AcerはすでにLenovoを追い越している可能性もある。AcerによるGatewayの買収は10月に完了した。
AcerとGatewayの間で締結された契約には、Gatewayが計画しているライバル企業Packard Bellの買収にAcerが資金を提供することが盛り込まれている。Packard Bellに対しては、欧州のコンシューマー事業を拡大するため、Lenovoも買収を希望していた。
中国第1位のPCメーカーであるLenovoは9月末締めの会計年度第2四半期、1億526万ドルの純利益を計上している。前年同期の純利益は3789万ドルであった。
Reuters Estimatesが問い合わせた5人のアナリストによれば、利益は平均予想の8800万ドルを上回った。
アナリストは、企業を主なターゲットにしているLenovoは、これまでIBMのPC部門買収によって生じた費用に悩まされてきたが、企業がPCを入れ替える周期に当たる2008年、利益を得ることになると予想している。
Lenovoの株価は7月から9月にかけて約30%上昇し、ハンセン指数25%を上回る伸びを示した。米国時間10月31日には、投資家が好調な利益を受けて投資を行ったため、株価が11%も急上昇し、過去7年間の最高値となった。
11月1日には、一時9.20香港ドルまで上昇したものの、終値は2%安の8.55香港ドルになった。
Reuters Estimatesによれば、Lenovoの予想1株あたり収益率(EPS)は32倍で、Acerの14倍、HPの18倍、Dellの21倍より割高となっている。
この記事はReutersのニュースを契約の下、シーネットネットワークスジャパン編集部が編集したものです。海外Reutersの記事へ
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