Savvysoft、「Excel」の商標めぐる争いに終止符--マイクロソフトと共同発表

文:Ina Fried(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2007年05月02日 15時16分

 「Excel」という単語を製品名に入れたためにMicrosoftと3年間議論することになったSavvysoftは、今回は同じ過ちを繰り返さないよう確実を期しているようだ。

 Microsoftは、Savvysoftが自社ソフトウェアに「TurboExcel」という名前を付けていることに異議を唱えていた。TurboExcelは、Excelの表計算シートをウェブフォーマットに変換するもので、計算をウェブ上で高速に行えることを特徴とするソフトウェアだ。

 2004年にMicrosoftの弁護士から書簡を受け取った後、Savvysoftのスタッフは常にこれに変わる新しい名前を考えてきた。

 Savvysoftでマーケティングディレクターを務めるLeeAnn Chen氏は、従業員数35人の同社がこれまで200以上のドメイン名を登録したと推計している。Chen氏は冗談交じりに、「われわれはNetwork Solutions(ドメイン登録事業社)の優良顧客になった」と笑う。

 Savvysoftは5月1日、そのような模索(と、Microsoftとの和解)の成果を発表した。今後、同社の製品名は、TurboExcelに代わって「Calc4Web」になる。

 同社は名称を決めるにあたり、「Excel」「Web Service」などの言葉に対するキーワード広告を購入し、どの名称だとクリックスルーレートが高いかを調べるというマーケティングテストを行った。ここでは、「Calc2Web」というもう1つの候補も、高い評価を得たという。

 だが、Savvysoftにとってはやっかいな訴訟を避けることが最優先だった。そして、GoogleがXL2Webという企業を買収していることを知り、Calc2Webを候補から落とした。

 「一連の経験から、われわれは訴訟問題をおそれるようになった」とChen氏は言う。「Googleから狙われたくなかった」(Chen氏)

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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