FujiSankei Business i.
2006/09/27 08:43
ソフトバンクは26日、買収したボーダフォン日本法人の携帯電話事業を証券化し、複数の金融機関から1兆4500億円程度を調達する方向で最終調整していることを明らかにした。ソフトバンクは買収の際、期間1年の短期借入金で約1兆1600億円を調達しており、借り換えを目指して金融機関と交渉中。同社の他の事業より収益が安定している携帯電話事業を証券化し、銀行借り入れより低利で資金調達することで、巨額の買収資金の負担軽減を目指す。
今回の証券化はソフトバンクが債券を発行し、携帯電話事業が生むキャッシュフロー(現金収支)をその利払いや返済に充てる。主幹事にはシティグループやみずほコーポレート銀行、ドイツ銀行などが候補に上がっている。資金は10月中にも払い込まれる見通し。証券化は不動産や債権などを対象とするのが一般的で、事業自体を証券化するのは国内では珍しいという。
ソフトバンクはADSL(非対称デジタル加入者線)事業の拡大などで有利子負債が膨らみ、通信業界では財務基盤の弱さを懸念する声が根強い。同社は携帯電話事業を証券化すれば、債券の格付けは会社全体の格付けを上回るシングルA格を取得できると期待。利率は銀行借り入れより1%程度下げられると見込んでいる。
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