Stefanie Olsen(CNET News.com)
2005/12/19 12:11
Googleが、Time Warnerとの独占契約の一環として、10億ドルを投じてAmerica Online株の5%を取得する可能性が浮上している。Time Warnerはこれにより、AOLをMicrosoftに渡す代わりに、Googleとの関係を強化することになる。
The Wall Street Journal Onlineの米国時間16日付けの記事によると、AOL(本社:バージニア州ダレス)は、現在進めているGoogleとの交渉の一環として、Googleが提供する検索広告に加え、Googleの技術を利用した新たな広告も販売できるようになるという。この記事では、匿名の情報筋の話として、この契約が成立した場合、Google側でも検索結果の広告リンクでAOLのウェブサイトを宣伝できるようになるとしている。この契約は同21日に開かれるTime Warnerの取締役会後に最終承認されるという。
AOLの親会社であるTime Warner、AOL、Googleの各関係者にコメントを求めたが、回答を得ることはできなかった。Microsoftの関係者もコメントを控えている。
AOLは今年、Microsoftと戦略提携交渉を進めていたが、両社の交渉に詳しい匿名の人物がCNET News.comに語ったところでは、一時はMicrosoftによるAOLの買収あるいは同社への出資も検討されたという。
News.comの情報筋によると、両社の交渉はここ数カ月で段階的に拡大し、「メディア業界が一変する」広範囲な長期的提携に重点が移ったという。この提案では、MicrosoftとAOLが両社の広告部門を統合し、グローバルな大規模広告ネットワークを確立して、インターネット上にある両社のウェブサイトとサードパーティーサイトでマルチメディア、ブランド、検索関連広告を販売するはずだった。また、この提携では両サイトによる共同プロモーションやコンテンツ共有も検討されていた。
ところが、AOLは16日午前になって突然、Microsoftに提携交渉の白紙撤回と既存の広告パートナーであるGoogleとの関係強化を伝えた。情報筋によると、AOLは独自の検索関連広告の販売にかねてから関心を寄せていたという。同社の検索関連広告は現在、現在Googleが独占的に提供している。
今回交渉の成り行きが変化したことで、Googleの重要な広告収入源を巡って加熱し、高い関心を集めたGoogle対Microsoftの戦いに終止符が打たれたことは明らかなようだ。
米証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、GoogleがAOLとの提携から得ているトラフィックと広告収益は、全体の10%を占めているという。この割合は1年前の12%より低下しており、今後もその傾向が続く可能性が高い。だが、4億ドルの予想売上高はGoogleにとって容易にあきらめられない数字だ。
報道されたGoogleとAOLの提携では、AOLの時価総額が200億ドルと評価されることになる。Time Warnerの株価は16日に18ドルの終値を付けており、時価総額はおよそ840億ドルとなるが、対するGoogleは1株あたり430ドル15セントの終値を付け、時価総額が1270億ドル以上となっている。一方、Microsoftのこの日の株価は26ドル90セントで退け、時価総額は2860億ドル以上となっている。
Nielsen/NetRatingsによると、10月時点で検索市場のシェアは、Googleが48%、Yahooが22%、MicrosoftのMSNが11%、そしてAOLが7.2%となっていたという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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