Martin LaMonica(CNET News.com)
2004/07/16 12:13
IBMは米国時間15日、予想を上回る第2四半期決算を発表した。しかし同社でも、現在企業向けのソフトウェア業界全体が陥っている業績不振から逃れることはできなかった。
IBMの同四半期の利益は、1株あたり1ドル16セントで前年同期比18%の増加。これは、Thomson First Callが調査対象にした金融アナリストの一致した予想である1ドル12セントを上回るものだ。また、継続事業の売上高は7%増の232億ドルで、為替の変動分を調整すると前年同期比4%増となった。
IBMの経営陣は過去2四半期のコメントを繰り返し、情報技術に対する企業の支出は引き続き4〜5%のベースで増加していると述べている。しかし、特にソフトウェアや一部のサーバなど、売上高がやや減少もしくは横這いの分野もあった。
同社のCFO(最高財務責任者)Mark Loughridgeは、「顧客の支出は引き続き伸びているが、あらゆる分野や地域で同じというわけではない。ここ2週間のあいだに競合各社が浮き彫りにした複数の問題に、われわれも直面している」と語った。
Loughridgeによると、同社は多角経営が奏功し、全体としては比較的高い利益を確保したという。同氏は、IBMが第2四半期の業績に「かなり満足している」と述べている。
同社の会長兼CEO(最高経営責任者)Samuel Palmisanoは、IBMのビジネスモデルと、自社とライバルの位置付けに対する確信を口にした。同氏は声明の中で、「われわれは今後の見通しについて自信がある」と述べている。
IBMは、今年の第2四半期はzSeriesメインフレームの売上が好調で、Global Servicesコンサルティング部門も成長したことが堅実な決算報告につながったとしている。今後有望な市場の売上は大幅に増加しており、中国、ロシア、インド、そしてブラジルでの売上は上半期合計で前年同期比35%増となった。
ハードウェアの売上高は74億ドルで、同一の為替レートで計算した場合では昨年第2四半期比10%増だった。一方、Global Servicesの売上高は113億ドルで、為替変動分を織り込んだ場合2%増となった。
このように全社的には好調な結果となったが、ただしソフトウェアビジネス部門とGlobal Financing部門の業績は振るわなかった。
ソフトウェア関連の売上高は昨年同期と同じ35億ドルとなり、為替変動分を修正すると4%減となる。一方、Global Financing部門の売上は7億ドルで、同じく6%減となっている。
ハードウェアに関しては、Power5プロセッサへの移行が原因で、iSeriesミッドレンジおよびpSeriesのUnixサーバの売上高が「大きく」低迷した。
同社は、チップの歩留まり改善により、半導体工場を含む元の技術部門が今年後半には黒字に転換できるとした。Apple Computerは米国時間14日、IBMのG5プロセッサが抱える供給の問題によって次世代iMacの出荷が遅れることを明らかにしていた。
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