シャープ決算、液晶関連部門を中心に堅調も通期予想は据え置き

エースラッシュ2005年02月01日 17時37分

 シャープは2月1日、2004年度第3四半期連結決算を発表した。売上高は1兆9077億900万円(前年同期比13.9%増)、営業利益1140億3700万円(同24.9%増)、経常利益1072億3100万円(同29.4%増)で、純利益は601億9700万円(同31.7%増)となった。

 当該期間は外需の拡大やデジタル関連需要の伸張に支えられた前半と違い、後半には輸出の伸びが鈍化する傾向にあったものの順調な成績となった。その理由として同社は、液晶カラーテレビやカメラ付き携帯電話などの特徴商品の拡充を図るとともに、システム液晶をはじめとする独自液晶や太陽電池などの特徴デバイスの事業拡大に取り組んだことを挙げている。

 特に伸びが目立つのが液晶部門だ。液晶カラーテレビや携帯電話用の高付加価値液晶が堅調に推移した結果、前年同期比32.2%増という成績を修めている。また、AV・通信機器部門も液晶カラーテレビの大型モデルを中心に好調に推移し、前年同期比18.0%増という結果になった。一方、IC部門はフラッシュメモリ市場の下落を受けて14.5%減、電子機器部門も0.9%増にとどまっている。なお、中間決算発表時に公表した業績予想は据え置いた。

シャープ

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