TIとBroadcom、第4四半期業績予想を相次いで下方修正

文:Ina Fried(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2008年12月09日 11時36分

 米家電市場に新たな悪い兆候が現れた。チップメーカーのTexas Instruments(TI)は、同社の今四半期の売り上げおよび利益が当初の予測を大幅に下回ると警告した。

 TIによると、今四半期の売り上げは、当初予想が28億3000万〜30億7000万ドルだったのに対して23億〜25億ドル、また1株当たり利益も当初予想の30〜36セントに対し、10〜16セントになる見込みだという。

 TIは、プレスリリースではこれ以上の詳細は明らかにしていないが、同社の財務状況について説明するための電話会議を開催するという。TIは、携帯電話向けチップを製造する大手メーカーの1社だ。

 TIの発表以前にも、TIと同じチップメーカーのIntelやAdvanced Micro Devices(AMD)など、多くの企業が同様の警告を出している。

 Broadcomも米国時間12月8日に警告を出した。同社は2008 Analyst Dayイベントで、第4四半期の売り上げおよび利益率が当初予測を大幅に下回ると発表した。下方修正後の同四半期の売り上げ予測は10億5000万〜11億ドルで、その中には最近AMDから買収したデジタルテレビ部門の売り上げも含まれている。同社は当初、買収したデジタルテレビ部門の売り上げを除いて、11億7000万〜12億4000万ドルの売り上げを見込んでいた。

 Broadcomによると、第4四半期の売上高総利益率は前四半期から予想以上に低下するという。同社は、営業経費計画の一部をカットするとしている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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