ソニー、音楽会社のソニーBMGを600億円で完全子会社化

永井美智子(編集部)2008年08月05日 22時06分

 ソニーは8月5日、音楽会社であるソニーBMG・ミュージックエンタテインメントを完全子会社化することで、独ベルテルスマンと合意したことを明らかにした。この株式取得に関してソニーは約6億ドルを支払う。

 ソニーBMGは、ソニーとベルテルスマンによって2004年8月に設立された合弁会社。ベルテルスマンはこれまで、ソニーBMGの株式の50%を保有していた。

 手続きとしてはまず、ソニーBMGが保有する現預金約6億ドルを使って、ベルテルスマンが保有する株式の一部を償却する。その後残った株式を、ソニーの米国完全小会社であるSony Corporation of Americaが取得する。

 今回の件についてソニー代表執行役会長兼CEOのハワード・ストリンガー氏は、「音楽は、過去20年以上に渡り、ソニーの文化の中で非常に重要な役割を担ってきた。今回の持分取得により、ソニーミュージックエンターテインメント(SMEI)が世界中に有する幅広い音楽資産とソニー製品、ソニーグループ各社との統合をさらに深め、強固にし、そして顧客にトータルエンタテインメントの体験を提供していく」とコメントしている。

 今回の完全子会社化により、SMEIはアリスタ・レコード、コロムビア・レコード、エピック・レコード、Jレコード、ジャイブ・レコード、RCAレコード、ゾンバなどの主要レーベルを傘下に収める予定だ。

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