Yahooは米国時間5月16日、英広告大手WPPの子会社であるGroupM、24/7 Real Media、WPP Digitalの3社と提携したことを発表した。この提携により、WPP傘下の広告代理店はYahooが提供する広告枠を利用できるようになり、さらに、Right Mediaのオンライン広告枠オークション「Right Media Exchange」との緊密な連携も実現する。Yahooは2007年5月にRight Mediaを買収しているが、買収以前も同社株式の20%を保有する大株主だった。
WPP Digitalの最高経営責任者(CEO)を務めるMark Read氏は、5月16日に出したプレスリリースの中で次のように述べている。「当社は以前にも増して、広告代理店、メディア企業、テクノロジ企業が協力して新次元の価値を創造することの必要性を認識している。今回、Yahooとの提携関係を築いたことは非常に喜ばしい。Yahooとの提携は、当社が以前に24/7 Real Mediaを買収したことによって可能になったものであり、当社が構想していた協力体制を実現してくれるだろう」
WPPは2007年5月、24/7 Real Mediaを現金6億4900万ドルで買収した。Yahooとの提携に基づき、24/7 Real MediaはRight Media Exchangeに接続する広告プラットフォームを開発し、WPP傘下の広告代理店がYahooのデジタル広告インベントリに「シームレスに」接続できるようにする。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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