「IT支出は引き続き堅調」--マイクロソフト幹部が語る

文:Ina Fried(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2008年01月25日 17時15分

 多くの実業家が景気後退の可能性を心配しているが、Microsoftは、経済は引き続き堅調だという見解を示している。

 Microsoftのインベスターリレーションズ担当ゼネラルマネージャーであるColleen Healy氏は米国時間1月24日の電話インタビューで、同社は現在、予想以上の販売予約を結んでいると語った。語った。「未収売上」の項目は現在、予想値を5億ドル上回る額という。同社は12月31日締めの四半期決算で、過去最高を記録している。

 「われわれの見通しでは、IT支出は今後も安定している。中でもソフトウェアは引き続き順調で、われわれは今後もIT予算を獲得できそうだ」(Healy氏)

 Healy氏は、契約のいくつかは、「Windows Server 2008」など新しいサーバやツール製品に関するもので、需要に対する初期兆候のようだと述べた。

 コンシューマー側では、Healy氏は、年末商戦のXboxとZuneの動向が好調だったことに触れた。「Xbox 360」の販売実績は現在、1770万台となっている。Zuneの販売台数は公開しなかったが、Healy氏は「すばらしい年末商戦だった。iPodの代替としての位置づけを明確にした」と語った。

 また、MicrosoftはWindowsの違法コピー悪用率を減少させることで利益を増加しているとHealy氏は述べた。前四半期にWindowsの売上が約3%増加したのは、違法コピー対策によるものだ、と同氏は述べた。

 同社はまた、非常に多くの顧客がベーシック版ではなく、ハイエンド版Vistaを選択したことで利益を上げた。販売されたVistaのうち4本に3本がプレミアムオプションの付いたハイエンド版だった。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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