スマートコミュニケーションズは1月9日、バングラデシュのグラミンソリューションズと提携し、日本国内およびバングラデシュにおいて、ITを基盤とした共同サービスを展開すると発表した。
グラミンソリューションズは、貧困層向けの無担保小額貸付サービス「マイクロクレジット」の創始者であり、2006年にノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス博士が率いるグラミングループのIT専業事業者。米国大手IT企業の受託開発サービスや、英米のヘルスケアサービスおよび金融サービスなどさまざまな開発実績を持っている。
両社は今回の提携により、バングラデシュの人材を活用した日本国内向けITサービスを展開するとともに、人口1万4000人を超えるバングラデシュの豊富な労働力活用や、日本製品および日本企業に対する南アジアマーケットへの参入支援サービスを提供する。
初期サービスとして、日本ではまだ知名度の高くないバングラデシュ人材を国内企業へ紹介するほか、ITアウトソーシングサービスを展開するという。
スマートコミュニケーションズでは今後、安定的な人材派遣とトレーニング体制を整え、グラミンソリューションズが持つオフショア開発力を生かしたサービス受注を進め、初年度売上2億円程度、3年以内に10億円前後の日本国内市場開拓を目指すとしている。
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