かなりの話題をさらって「MySpaceTV」で米国時間8月3日に放映されたウェブ番組「Lonelygirl15」の「ファーストシーズン」最終話で、主役のキュートなティーンエイジャーは、宗教的なカルト組織の犠牲になって死亡した。Lonelygirl15のビデオは、最初は非常に平凡で、多くの視聴者が本当に普通のティーンエイジャーがウェブカメラで撮影したダイアリーだと思い込んでいたことを考えると、実にドラマティックでメロドラマ風のエンディングであった。
2006年9月に、Lonelygirl15の正体は女優であることが明らかになったが、ビデオ番組は続けられ、ますます趣向を凝らした作品となっていった。主役の女優Jessica Rose(20歳)はその後、いくつかの映画に出演し、ABC Family Channelのシットコム「Greek」にレギュラー出演するようになったが、その間も「Bree」の役を演じ続けていた。
同ビデオシリーズは、時には安っぽいメロドラマ風であると中傷されたが、同時に、ゲリラ的な撮影スタイル、複数のプラットフォームやソーシャルネットワーキングサイトの利用、非常に熱心な視聴者コミュニティとの対話といった製作側の戦略が、インターネットビデオ番組の発展における大きな一歩であると称賛された。Lonelygirl15の製作チームには悪いが、多くの人々はBreeの死を6日のブログ投稿で知ったようであり、シリーズの熱心な視聴者コミュニティ(公式ウェブサイトでは「Lonelycrack」と呼ばれている)以外では、オンライン大騒動を巻き起こすことはできなかったようだ。しかしBreeはもういないが、明らかにLonelygirlはまだ終わっていない。英国ではスピンオフの「KateModern」が既に開始しており、次のLonelygirlも出現する可能性はある。また、Lonelygirlの最終話では、同じカルト組織に狙われている若い女の子が他にもいることがほのめかされていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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