3つの口座を活用し身元を隠していた海賊版販売の男性が逮捕

 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は7月6日、ヤフーオークションやメールを通じてソフトの海賊版を販売していた男性を岩手県警生活環境課と千厩署が7月5日に逮捕したと発表した。

 逮捕されたのは、大阪府柏原市の無職男性(34歳)で、ヤフオクやメールで、権利者に無断で複製した「弥生会計07プロフェッショナル」を販売しており、著作権法違反の疑い。岩手県警の捜査員がサイバーパトロールで男性の出品を発見し、ACCSを通じて著作権者である弥生に連絡したことが端緒となった。

 男性は、ヤフオクへの出品で販売可能なソフトの一覧を示し、「即決でお求めの場合」にはメールを送信するよう明記していた。警察が把握しているだけで数十種のヤフーIDを使用していたという。また、1年以上前からこれまでに約500人に対して海賊版を販売しており、月20万〜40万円を売り上げていた。

 警察の調べによると、この男性は海賊版販売のために複数の他人名義の口座を用意していた。顧客から金を振り込ませるための口座Aから別の口座Bに売上金を移動し、さらに、口座Bから本人名義の口座に振り込む方法で、身元が分からないよう工作を行っていたという。

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