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訴訟続くソニー、今度はデジタルセキュリティ特許で訴えられる

文:Brendan Sinclair(GameSpot) 翻訳校正:編集部 2007/06/05 13:13

 カナダのデジタルセキュリティ企業Certicomは、5月28日の週、同社の楕円曲線暗号の特許を侵害したという主張でソニーとそのいくつかの子会社を相手に訴訟を起こした。

 楕円曲線暗号は電子デバイス間の通信を保護する手段として利用でき、盗聴や信号の改変を防ぐ。CerticomはソニーのAdvanced Access Content System(AACS)とDigital Transmission Content Protection(DTCP)の仕様の利用が同社の特許を侵害していると主張している。多くのソニー製品が特許侵害の対象として挙げられており、これにはPLAYSTATION 3、PlayStationのゲーム、Blu-ray Disc製品、一部のHDTV、DTCPを利用するi.Linkを備えたVAIOが含まれている。

 Certicomはテキサス州東地区マーシャル連邦地裁に訴状を提出したが、その地域に立地する関係企業は1つもない。アメリカ訴訟法改革委員会(ATRA)は、『Judicial Hellholes 2006(司法の地獄2006)』という報告書の中で、テキサス州マーシャルでは特許訴訟の原告が78%が勝訴しており、それに対し全米での勝訴率は59%であると指摘している。投資家との電話会議の中で、Certicomのプレジデント兼最高経営責任者(CEO)であるBernard Crotty氏は次のように説明した。『この地裁はこの種の訴訟に対しかなりの専門性を持っており、短期間に公判を進めるという歴史を持っている』

 Crotty氏によれば、Certicomはこの件についてかなりの時間、ソニーとの議論を行っているという。Crotty氏は、同社はソニーに対し、この技術をライセンス供与したい意向だったが、対話が進まないことから法的手段をとることにしたと話した。最後に同氏は、同社はDTCPとAACS技術を使っている他の企業ともライセンス契約を行うことを検討しており、将来他社に対しても同様の訴訟を行うことは十分あり得ると述べた(HD DVDフォーマットも、AACS標準を使っている)。

 Certicomは遺失利益と訴訟費用に対する損害賠償と将来の侵害を防ぐための差し止め命令を求めており、それができなければ、特許利用に対する強制実施権を求めている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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