イー・トレード証券とSBI証券が合併締結、富裕層に向けた提案型プライベートバンキング業務を強化

 SBIイー・トレード証券(井土太良社長)は、SBI証券(伊澤 健社長)と平成19年10月1日を合併期日として合併契約書を締結した。

 イー・トレード証券は、主に20歳代から40歳代までのオンライン取引を行う投資家を中心顧客とするオンライン専業証券で、平成19年3月期の個人委託売買代金におけるシェアは29.4%をもつ。また、SBI証券は対面販売を主として、全国27店舗に約250名の営業員を展開し、50歳以上の富裕層を中心顧客としている。

 今回の合併によって、日本国内で初めてとなる「リアルBased on ネット証券」を開設し、オンライン証券のもつ低コスト、高い集客力、市場における圧倒的な取引ボリュームなどの特徴をベースに、対面証券の地域密着型、提案型営業などの特徴を組み合わせた、より高度なサービスを提供していく構え。

 イー・トレード証券の約6500人が預り資産5000万円以上で、こうした顧客の資産運用ニーズに対して、今後は営業員が個別の資産状況や運用方針に沿って投資プランおよび金融商品を提供するプライベートバンキング業務への取り組みの検討も行う。

 さらにSBI証券の対面販売の強みを活かすことで、オンライン証券の販売力だけでは限界があった既上場会社の公募増資などの業務を積極的に展開していくことが可能となり、コーポレートビジネスの展開も図っていくとしている。

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