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NBC Universal、著作権侵害訴訟でYouTubeに対する対立姿勢を表明

2007/05/07 19:20
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 動画共有サイトYouTubeのユーザーによる著作権侵害行為について、同サイトが責任を負うべきか否かの判断が下される可能性のある訴訟で、NBC UniversalとViacomが、YouTubeへの対立姿勢を示した。

 NBC UniversalとViacomは米国時間5月4日、ロサンゼルス地方裁判所に要望書を提出した。CNET News.comが入手したその要望書のコピーによると、両社は、ジャーナリストのRobert Tur氏を支持する法廷助言要約を提出することを認めるよう要求しているという。

 ロサンゼルスで新聞記者として活動するTur氏は、2006年夏に著作権侵害でYouTubeを提訴した。Tur氏の訴状によると、同氏が1992年に撮影したロサンゼルス暴動の動画がYouTubeに繰り返し投稿されたという。

 YouTubeは、2006年10月にGoogleに16億5000万ドルで買収された。裁判所文書によると、Googleは、Tur氏の訴えを棄却する略式判決を求める申請を裁判所に提出したという。NBC UniversalとViacomは、訴えの棄却に対する反論の機会を求めている。

 NBC UniversalとViacomは裁判所文書の中で、「YouTubeの活動に関する判決は、動画コンテンツの所有者に広範な影響が及ぶ」と述べ、さらに次のように続けた。「特に、自分のコンテンツがYouTubeによって無断でコピーされ、表示され、上映され、全世界に配信されているViacomやNBC Universalといったコンテンツ所有者への影響は大きい」

 6日の朝、YouTubeの関係者に話を聞こうとしたが、コメントは得られなかった。

 Tur氏の訴訟が重要である理由は、YouTubeがデジタルミレニアム著作権法(DMCA)の免責条項(セーフハーバー条項)の保護対象となるか否かが同訴訟の中で明らかになる可能性があるためだ。同条項には、あるウェブサイトの管理者が、著作権者から著作権侵害の報告を受け次第、直ちにその侵害しているコンテンツを削除するなど、特定の要件を満たせば、そのウェブサイトはユーザーの著作権侵害行為について責任を負わないと規定されている。

 しかし、仮にTur氏が敗訴した場合、自分たちの資産である映像がYouTubeによって脅かされていると考えているViacomをはじめとするメディア企業にとっては、将来的に悪影響を及ぼす可能性のある判例となる。

 Viacomは3月、YouTubeには「膨大な量の」著作権侵害に関与しているとして、親会社のGoogleに対し10億ドルの賠償金を求める訴訟を起こした。また5月4日には、英国で最も有名なサッカーリーグと独立系音楽出版社がYouTubeに対する集団訴訟を提起している。

 Football Association Premier Leagueと音楽出版社のBourneは、マンハッタン地方裁判所に提出した訴状の中で、YouTubeは著作権侵害の拡散に関与していると主張している。原告は、損害額は特定しておらず、集団代表訴訟という形を取ろうとしている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したも のです。海外CNET Networksの記事へ

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