富士通、第5期グループ環境行動計画を策定--5分野を重点的課題に

 富士通グループは4月10日、2007年度から2009年度にかけての環境活動の課題と目標として「第5期富士通グループ環境行動計画」の詳細を決定したと発表した。

 環境行動計画は、同社グループがグループの環境方針を実践するための具体的目標として策定している中期行動計画。社員一人ひとりによる本業の中での環境活動と、グローバルな環境法規制への確実な対応や社会的責任の観点から、サプライチェーン全体への環境活動の展開の2点を基本的な考えとしている。

 今回の行動計画では、今後の社会動向や第4期の環境行動計画までの進捗状況をふまえ、「製品・サービスの環境価値向上」「地球温暖化対策」「ガバナンスの強化」「リスクマネジメントの強化」「環境社会貢献」――の5分野を、重点的に取り組むべき環境課題としている。

 活動内容としては、同社が定める製品環境アセスメントによる評価などをクリアした「グリーン製品」の中でも環境配慮レベルが最高水準である「スーパーグリーン製品」を、2009年度末までに20%以上とするなど、製品・サービスの環境価値向上に向けた取り組みを強化する。

 また、地球温暖化問題を重要課題として位置づけ、これまでの工場でのインフラ面の対策のみならず、オフィスでも環境活動の評価基準を設けて活動を推進し、さらには、電力消費量を抑えた製品や環境ソリューションを開発・提供することで、ユーザーのCO²削減に貢献していくとしている。

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