GMOインターネットと佐川急便は3月22日、共同出資によりEC専門事業を運営する新会社「GMOソリューションパートナー」を設立し、23日より営業を開始すると発表した。
新会社の資本金は5000万円。主要株主構成は、GMOインターネットが76%、佐川急便が14%となっている。
新会社では、サイト制作から集客や運営コンサルティング、受注処理、発送、代金回収まで、ECサイト運営に必要なサービスを総合的に提供する「まるごとEC」の販売を23日より本格的に開始する。
まるごとECは、ECサイトの開設から運営までを支援するトータルソリューションサービス。サイト制作、受発注管理、顧客管理、在庫管理といった通販事業に必要な機能を有するシステムを基本とし、集客支援、運営コンサルティング、代金決済の各サービスを顧客の状況やニーズに合わせて提供することで、インターネット通販事業に必要なものを“まるごと”提供する。PCとインターネットの環境さえあれば、誰でもECサイトを独自に運営できる。
同サービスは従来、GMOインターネットが提供してきたサービスだが、今回の新会社設立で、佐川急便の出荷支援システムや物流サービス、決済システム「e-コレクト」が加わることにより、商品発送から決済サービスまで一貫して支援できるワンストップサービスをめざすとしている。
なお、顧客のECサイト開設に必要なホームページの作成から、ECサイト運営コンサルティングにいたるまでをGMOインターネットグループが、物流加工や輸配送、決済システムは、佐川急便をはじめとするSGホールディングスグループが手がける。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手