エイチアイ、4月12日にジャスダック上場へ

永井美智子(編集部)2007年03月09日 19時47分

 携帯電話で3D画像を動かすためのミドルウェアを開発、提供するエイチアイが4月12日にジャスダック証券取引所に上場することが決まった。証券コードは3846。

 上場に伴い、4500株を公募し、500株を売り出す(オーバーアロットメントは500株)。公募・売出価格の決定日は4月3日となる。主幹事は野村證券。

 エイチアイは携帯電話向けの3D描画エンジン「MascotCapsule」の開発およびライセンス販売を主要事業としている。MascotCapsuleは限られたリソースでもリアルタイムに3D画像を表示、動作できる点が特徴で、NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイル、ウィルコムの端末で採用されている。MascotCapsuleを搭載した製品の世界累計出荷台数は2006年12月時点で2億台を超えているという。

 2006年3月期の業績は売上高が前期比8.2%増の20億1232万円、営業利益は前期に比べて4億417万円改善し1億4544万円の黒字、経常利益は4億1679万円改善し1億5768万円の黒字、経常利益は同3億9685万円改善し1億1775万円の黒字となった。海外でハイエンド端末が普及機に入って搭載端末の出荷が伸びたこと、Samsung ElectronicsとLG Eletronicsとの世界的なライセンス契約を結んだことなどが貢献したという。

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