2006年8月:レバノン人の写真家Adnan Hajj氏が撮影した写真では、イスラエル軍の空爆後に、レバノン首都のビル群の上空に濃い黒煙が立ち昇る様子が示されている。通信社のReutersは当初、この写真を同社のウェブサイトに掲載したが、後にこれが、オリジナル写真を加工して煙量が増やし、色もさらに黒くしたものであったことが発覚したため、これを取り下げた。「Hajj氏は故意に写真の加工を試みたことを否定している。同氏は粉塵による汚れを取り除こうとしていたが、作業場の照明環境が悪かったために、誤りが起きたと述べている」とReutersの広報担当者であるMoria Whittle氏は述べている。「これはReutersの基準に抵触する深刻な問題である。われわれは彼が撮影した写真を受け付けたり利用したりすべきでない」(Whittle氏)
提供:<a href="http://www.cs.dartmouth.edu/farid/research/digitaltampering/" target="_blank">ダートマス大学のHany Farid氏</a>