USEN、301億円の増資--宇野社長の持ち株比率54.4%に

 USENは7月24日、代表取締役社長の宇野康秀氏を割当先とする、第三者割当による新株式発行を実施すると発表した。調達資金は、宇野氏が取締役会長を務めるインテリジェンスの株式取得費用の返済にあてるという。

 今回、発行される新株式は2646万9000株で、増資後の発行済株式総数は、1億0171万80株となる。資本増加日は8月8日を予定し、発行価額は、ヘラクレス市場における7月21日時点の終値1138円に設定し、総額301億2172万2000円の資金を調達する。

 この中から、発行諸費用を差し引いた299億8100万円を、インテリジェンスの株式取得に際し、金融機関から借り入れた300億円の返済に充当する。インテリジェンスは7月1日に、学生援護会と経営統合し、新生インテリジェンスを発足させている。

 株式譲受による関係強化により、インテリジェンスは動画配信サービス「GyaO」を利用したサービスを展開する。また、USENはインテリジェンスのユーザーとなる人材紹介やアルバイト求人サービスを利用する20代から40代の男性や女性層をGyaOユーザーとして取り込むとともに、USENグループが保有する全国の業務店とその営業網を活用した人材総合サービスの展開も視野に入ているという。

 宇野氏の株式所有率は、USENが54.4%、インテリジェンスが33.1%となり、両社の筆頭株主である。

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