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個人の私物を宇宙に--米民間ロケット、8月に打ち上げへ

2006/07/03 20:39
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 米国の宇宙関連サービス企業が2006年夏に、学校の科学実験装置や収集家の私物を積んだ宇宙ロケットをニューメキシコ州の基地から打ち上げる予定だ。宇宙旅行産業が急成長する中、この打ち上げは画期的な出来事となるだろう。

 民間宇宙サービス会社Up Aerospaceは米国時間6月30日、8月14日にニューメキシコ州の新しい宇宙船基地Spaceportから同社初の宇宙船を打ち上げる予定だと発表した。

 SpaceLoft XLと呼ばれるこのロケットは、「宇宙」の国際的定義である地上62マイル(約100km)までおよそ90秒で到達し、30分間飛行した後に帰還する。同ロケットには最大で110ポンド(約50kg)分の貨物の積載が可能で、今回の飛行では、名刺や指輪といった人々の私物から、全米の高校や大学の科学実験装置に至るまで、様々な物が積まれる予定だ。

 Up Aerospaceの最高経営責任者(CEO)、Eric Knight氏は、「当社は航空会社と似ているが、水平に飛行するのではなく、上昇して戻ってくる。当社のロケットには座席はないが、有料で貨物を積めるスペースがある」と語る。

 Up Aerospaceは、ニューメキシコ州政府経済開発局と提携し、同宇宙船基地からのロケット打ち上げを準備してきた。8月14日の打ち上げは、同基地にとっても初のロケット打ち上げとなる。

 同経済開発局のRick Homans氏は、「今回の打ち上げで、ニューメキシコのSpaceportは有名になり、われわれは米連邦航空局(FAA)のライセンスの取得に向け一歩前進する」と語った。

 8月14日に打ち上げられるロケットには、コロラド大学ボールダー校、ブラウン大学、ハートフォード大学、セントラルコネチカット州立大学、ニューメキシコ州立大学から寄せられた科学実験装置が積まれる。また同ロケットには、Connecticut Center for Advanced TechnologyとNational Aerospace Leadership Initiativeの協力で、米国の高校生が製作した40台の実験装置も積み込まれる。

 宇宙収集家向けの商品を販売する民間企業は、すでに複数のロケットに積まれ宇宙を旅した個人的な所有物を送ってくれる予定だ。欧州では、お金を払っても自分の所持品に宇宙旅行をさせたいと考える個人向けに、宇宙船内のそれらの私物を積めるスペースを販売し、彼らから集めた私物を宇宙に運ぶサービスを提供する企業が2〜3社誕生した。Up Aerospaceによると、有料の貨物積載スペースの料金は、最安価格帯が数百ドル、最高価格帯は数千ドルだという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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