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「MSは依然として挑戦的」:レッドハットCEO、M・ズーリック氏は語る

2006/06/02 17:37
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 2002年から2003年にかけて、オープンソースプロバイダーは大きな注目を集めた。Novellはその典型だ。同社は、大手LinuxディストリビューターSUSE Linuxの買収によって得たオープンソースの「妖精の粉」のおかげで、大きく生まれ変わった。

 しかし最近は、ウェブが潜在的に持つコラボレーション能力に世間の関心が徐々に移行しつつあるため、オープンソースの破壊的エネルギーは低下したようだ。かつては、Linux、Windows、UNIX間の争いが世間の関心の的だったが、今はGoogleと本日のキーワードでもある「Web 2.0」に関心が集まっている。OSレイヤの共有化が進むにつれ、人々の関心はOSから真の破壊的プラットフォームとしてのウェブに移行しつつあるようだ。

 こうした流れの中で、オープンソースコミュニティーの一部の寵児たちは、時代に取り残されまいとかつての栄光に必死にしがみつこうとするだろう。Red Hatは、企業向けLinuxの最大手プロバイダーということもあり、好業績を維持し続けているが、同社は今後どのように発展し、OSがかつてほど話題に上らなくなった世界との関係性を維持していくのだろうか。

 ZDNet UKは、Red Hatの最高経営責任者(CEO)であるMatthew Szulik氏にインタビューを行い、今後いかにして最先端企業としての地位をRed Hatが維持していくか、また、将来の成功の前に立ちふさがる最大の脅威にいかに立ち向かっていくのかについて同氏の考えを聞いた。

--最近、Linuxの勢いがやや低下しつつあるようですが、今後、御社の利益をいかにして維持していこうとお考えですか。また、オープンソースやLinuxは他に何を提供する必要があるのでしょうか。

 私は、自分が誰であるか、そして自分が何をするかが極めて重要であることを理解するには、強い自己認識が必要と考えます。われわれは、高度なOSを開発しているインフラサプライヤーです。わが社には、極めて優秀で、かつ高度な知識を備えた技術を愛する社員がいます。最近の傾向に合わせて、何らかの方向修正を行うのは間違っています。そんなことをすれば、市場から弾き出されてしまうでしょう。

--しかし、Szulikさんが発表された エンターテインメント技術プロジェクト(Mugshot)は、Web 2.0の核心部分となっているようなオンラインコラボレーション技術が基礎になっているのではないですか。

 われわれが1年半前にこのプロジェクトを作成した時には、そのことは想定していませんでした。Mugshotは、ギャップを埋め、オープンソースに対するより主要な関心を集めようという試みです。

--一部の専門家によると、MicrosoftがオープンソースやLinuxに対する態度を軟化させ始め、対立姿勢を弱めているそうですが、Szulikさんご自身はそのような実感はありますか。

 Microsoftは依然として大変に挑戦的である、というのが私の実感です。同社は依然として強大な力を持っています。

--仮にアプリケーションサーバ企業のJBossの買収がこの会談前に完了していたとしたら、OSレイヤ以外の話もしていただけたのでしょうね。

 買収に遅れは出ていません。6月上旬には完了するでしょう。それまでは、その買収がわれわれの事業にどのような影響を与えるかに関するごく一般的な事柄以外はあまりお話できません。

--現在、Red Hatが抱える最大の課題は何だとお考えですか。

 そうですね、JBossとわれわれの事業との統合は非常に重要な課題の1つです。しかし、「Red Hat Enterprise Linux 4」関連の開発の継続や、「Red Hat Enterprise Linux 5」(2006年末までにリリース予定)の推進も大きな課題ですね。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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