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マイクロソフト、VPNの専門企業Whaleを買収

2006/05/19 17:19
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 Microsoftは、セキュアなリモートアクセスやウェブアプリケーションファイアウォールを専門とする企業Whale Communicationsを買収することで合意に達した。

 Microsoftが米国時間5月18日に発表した声明によると、今回の買収は、Microsoftのセキュリティ関連製品の提供を強化し、さまざまな場所やデバイスから企業ネットワークにセキュアなアクセスができるよう多くのオプションを提供することが目的だという。買収についての、金銭的条件は明らかにされていない。

 Whaleのエンジニアリング事業部はイスラエルにあることから、同国のニュース配信サイトが、Microsoftは7500万ドルでWhaleを買収したと報じているが、Microsoftはコメントを避けている。

 Whale(本社:ニュージャージー州フォートリー)は、企業ネットワークのセキュアなリモートアクセスを実現するSecure Socket Layer Virtual Private Network(SSL VPN)ソフトウェアおよびアプライアンスなどの技術を開発している。同分野の競合会社には、Cisco Systems、Juniper Networks、Aventail、Citrix Systemsなどがある。

 現在MicrosoftにはSSL VPN製品はないが、セキュリティアクセス技術を持っている。「それが今回の買収の目的だ。つまり、セキュリティとアクセスの溝を埋めるつもりだ」とMicrosoftの製品管理担当ディレクターSteve Brown氏はインタビューで述べた。

 調査会社GartnerはWhaleをSSL VPN分野における「新進気鋭な企業」と評価している。その理由について、Gartnerが2005年に発表した報告書では、Microsoftの「SharePoint」や「Outlook Web Access」そしてIBMの「Domino」製品を始めとするアプリケーション向けに特別な最適化を開発することにおいて、Whaleが他のベンダーより優れているためと説明している。

 Whale製品は、MicrosoftのWindows Serverと「Internet Security and Acceleration Server(ISA Server)」のセキュアなアクセス技術を補完する役目を果たすだろうとMicrosoftは述べている。

 Microsoftはセキュリティ事業を展開しており、これまでにセキュリティ関連企業をいくつか買収してきた。具体的には2005年9月にID管理会社Alacrisを、そして2005年夏にはホスティング型電子メールセキュリティプロバイダーFrontBridgeを買収した。6月、Microsoftは同社初のコンシューマー向けウイルス対策製品「Windows OneCare Live」の販売を開始する予定だ。

 Whaleは2002年にMicrosoftと提携を結び、2005年12月には「ISA Server」の販売代理店として販売を開始した。Microsoftによると、Whaleは業務上の処理が終了するまで、現在の全ての業務を続ける予定だという。今回の契約は規制当局の承認を受ける必要がある。Microsoftの関係者によると、同社は「数カ月内で」手続きを終えたいと考えている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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