IBMが2006年第1四半期の業績を発表した。同社が計上した売上高は207億ドル、利益は、アナリストらによる事前の予測よりも3セントだけ高い1株あたり1ドル8セント(前年同期比27%増)だった。売上高は全体では前年同期より10%減少したが、為替変動による影響やLenovoに売却したPC事業を除外すると4%増になる。同社のサービスの売上高は為替変動による影響を差し引くと3%増加した。ハードウェアの売り上げはサーバ製品の一部に落ち込みがあったものの、マイクロエレクトロニクスとストレージが好調だったため、為替変動による影響を考慮しないと、6%の増加となった。ソフトウェアの売上高も6%増加し、WebSphereとTivoliの両製品ラインアップが2桁成長を達成した。
IBMのシニアバイスプレジデントMichael Loughridge氏は、金融アナリストとの電話会議で、同社が今後も自社のビジネスモデルに変更を加え続け、ディスプレイ、ハードディスクドライブ、PCなどの利幅の小さい製品から撤退し、利幅の大きいビジネスへの参入を進めることで利益拡大を目指すことを明らかにした。同氏はさらに、欧州事業のリストラをはじめとする費用削減策も利益計上に寄与していることを付け加えた。欧州事業は2005年第1四半期に突然の売上減少に見舞われた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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