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OpenBSD、資金難に直面--懸念される開発への支障
OpenBSDの開発者らは、組織の運営状態が思わしくないことを認めるとともに、同プロジェクトのオープンソースOSの開発に引き続き資金を提供するため、利益を増やしたいと考えていることを明らかにした。
OpenBSD開発者Marco Peereboom氏は米国時間3月21日、OpenBSD Journalで「OpenBSDは過去2年で約2万ドルの損失を出している。この損失はOpenBSDとOpenSSHの開発に深刻な支障をきたし始めている」と記している。
OpenBSDはセキュリティを重視したUnix系OSで、ファイアウォールを稼働しているシステム管理者に人気がある。
OpenBSD創設者で開発リーダーでもあるTheo de Raadt氏は、ZDNet UKに対し、損失額が正しいことを認め、プロジェクトの収入が現在は約10万ドルあり、そのうち寄付と製品売上が半々だと述べた。
同プロジェクトにとって最も大きな支出は、年間数回の開催が予定されているイベント「hackathons」で、1回につき1万ドルから3万ドルの費用がかかる。同イベントでは、開発者が一同に会してコードを開発する。
同組織は、多くのインターネットサービスプロバイダを始めとする商用ユーザーを多数抱えている。しかし、寄付のほとんどは個人によるもので、企業はOSに支払う予算がないことを理由に非協力的だとde Raadt氏は述べる。「企業に見られる権利文化はオープンソースコミュニティーに弊害を与え始めている」と同氏は述べた。
オープンソースプロジェクトに取り組んでいる多くの企業は、コミュニティーが開発したソフトウェアの価値に対する基本的信念ではなく、単に自己利益に突き動かされているだけだとde Raadt氏は述べる。「IBMマシンでLinuxがうまく動作するようにIBMがLinux開発を支援しているのは、自社製品の売上を上げるためではないだろうか。一般ユーザーを支援するためにやっているわけではない」(de Raadt氏)
OpenBSDプロジェクトが開発した、安全なネットワーク接続性ツールに関連するプロジェクトであるOpenSSHは、インターネットトラフィックを暗号化するために多くのOSで利用されているにもかかわらず、ベンダーからは資金が提供されていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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