HP、ソフトウェア事業部門トップが辞任

Dawn Kawamoto(CNET News.com)2005年12月02日 11時13分

 Hewlett-Packard(HP)のソフトウェア事業部門トップのNora Denzelが辞任した。これは、2005年に最高経営責任者(CEO)となったMark Hurdによる経営陣刷新において、最新の動きである。

 HPの広報担当者によると、Denzelは、「個人的な理由」により、グローバルソフトウェア事業部門のシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーを辞任したという。退職日は12月9日となる。

 同部門のトップは暫定的に、HPのOpenViewシステムマネジメントソフトウェア事業部ゼネラルマネージャーであるTodd DeLaughterが務める予定であるが、HPは今後、正式な後任者を探す予定である。

 HPは、「NoraのHPに対する多大な貢献や、第4四半期におけるグローバルソフトウェア事業部門の黒字化は賞賛に値する」と述べた。

 DenzelがHPに勤務したのは5年間となる。同氏が率いた事業部門は、同社の財務報告によれば、過去2年間において2桁の利益増を生み出すと同時に、毎四半期に多くの営業損失を計上していた。

 HPのCEOであるHurdは、過去にNCRのCEOを務めた経験があり、事業部門の成績を測定するため、評価指標を複数利用しているとこれまで述べていた。業界アナリストらはHurdについて、強力な経営上のバックグラウンドを持っていると評価している。

 Hurdは3月にCEOとして指名されて以来、HP経営陣の刷新に着手してきた。7月にはHPの新最高情報責任者(CIO)として、最大のライバルDellの元CIOであるRandy Mottを指名した。6月にはPCとプリンター事業を分離し、元PalmOneのCEOおよびGatewayの幹部であったTodd BradleyをPC事業部門のトップとして任命している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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