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Homebrew Computer Club誕生から30周年―S・ウォズニアックらが記念イベント

2005/11/07 18:52
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 カリフォルニア州マウンテンビュー発--本物のコンピュータマニア数百人が興奮で身を乗り出すようにして座っているのを見たことがなければ、米国時間5日に開催されたHomebrew Computer Clubの30周年記念大会に足を運んでおくべきだった。

 当地にある「Computer History Museum」のVintage Computer Festivalの一環として開かれたこのお祝いの集会は、コンピュータの愛好家たちにとってこれ以上にないお祭りだった。尊敬するシリコンバレーの大先輩の話を聞こうと集まった観衆は、世界でもっとも早い時期につくられたパーソナルコンピュータの製作にまつわる話や、歴史上でも最も強い影響を及ぼしたコンピュータユーザーグループの歴史に関する一連の思い出話を聞いた。

 1975年に設立されたHomebrew Computer Clubは、非常に有名な技術者を次々と生み出した。そのなかには、Apple Computer共同創業者のSteve Wozniakの姿もあった。同氏は、シンプルだが強力なパーソナルコンピュータを組み立てる特別なスキルの持ち主として知られていた。

 WozniakはCNET News.comのインタビューに応えて、Homebrew Computer Clubは「私の人生で最も重要なもので、2週間に1度のミーティングが当時の私の生きがいだった」と語った。「私はとても人見知りで、発言することさえ全くできなかった。私が発言したのはたったの2回--Apple I とApple IIを発表したときだった」(Wozniak)

 午後のパネルディスカッションでは、Wozniakと同クラブの創設時のメンバーだったLee Felsenstein、Bob Lash、Allen Baum、Michael Holleyが、同クラブの歴史について語り、数百人の観客を沸かせた。大会は盛況で、少なくとも100人ほどの立ち見客が会場の壁沿いに並んでいた。

 「同クラブの会合で何度も司会を務めたFelsensteinは、共通の趣味の仲間と出会い、意見を交換し、プロジェクトパートナーを見つけたがっていたコンピュータマニアが結束する場として、同クラブがどんな役割を果たしたかを詳細に語った。

 同氏によると、同クラブのミーティングには頻繁にゲストが招かれたが、そのゲストが姿を見せないことが時折あったという。そんなとき、Felsensteinは会場に集まった参加者に対し、そのゲストスピーカーが話す予定だった話題について何か知っていることがあるかどうかを尋ねてみたところ、会場全体からひとつまたひとつと意見が出され、すぐに活発な話し合いに発展することも学んだという。

 「つまり、観客の中からレクチャーが生まれたことが何度もあった」(Felsenstein)

 今回の集会に出席した一部の人々にとっては、Homebrew Computer Clubは1970年代半ばにベイエリアで生まれた独特な雰囲気を象徴するものだった。

 「当時は米国中にコンピュータクラブがあったが、Homebrew Computer Clubはそのなかでも最も有名で、最も成功したクラブのひとつだった」と同クラブのミーティングに何度か出席したことのあるLiza Loopは言う。「同クラブの成功には2つの理由がある。ひとつは場所--シリコンバレーという立地だ。もうひとつはカリフォルニアのカウンターカルチャーで、この文化が自由な意見交換を促した」(Loop)

 同グループの一部のメンバーは、クラブのミーティングを通じて、その後世界中に知られるマシンを作り出した。特に、WozniakのApple Iは、コンピュータショップやコンピュータ展示会で少しずつ買い集めた部品から組み立てられるという、パーソナルコンピュータのその後の方向を決めるものだった。

 また、これらのミーティングでは、参加者が互いのことを知り合るようになったり、相手の作品を評価することもあった。

 「私にとって重要なのは、そこでWozと出会ったことだ」とLoopは言う。同氏は教育分野におけるコンピュータの利用促進を提唱することに生涯の大半を費やしてきた。

 このセッションの間中、パネリストらは70年代中頃のシリコン・バレーにあったコンピュータ愛好者のコミュニティや同クラブの楽しげな雰囲気を伝える逸話で、聴衆を笑わせつづけた。

 「このクラブはとてもユーモアに富んでいた」とWozniakは言う。「技術的な作業をしていたときには、いつもユーモアを楽しむようにしていた。そうでもなければ、まったく楽しみがない作業だった」(Wozniak)

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向 けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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