富士写がFPD材料用の新工場建設へ、2006年稼働に向け1000億円超を投入

ニューズフロント2004年11月01日 14時32分

 富士写真フイルムは11月1日、フラットパネルディスプレイ(FPD)材料用の生産工場用地を熊本県菊池郡菊陽町に取得すると発表した。都築紡績の熊本工場跡地で、総面積は26.2ha。液晶ディスプレイ保護膜であるフジタックを生産する工場の建設および整備に、総額1000億円超の投資を行う。新工場の稼働は2006年末の予定。

 富士フイルムは、FPD材料の研究開発と生産を、足柄工場(神奈川県南足柄市)と富士フイルムオプトマテリアルズ(静岡県榛原郡)で行っている。今後、モニターやノートPCの大型化と、液晶テレビの急速な市場拡大に対応するため、新工場の用地取得を決定した。「リスク対応のための生産拠点分散と、需要家の集まるアジア地域への供給利便性を勘案し熊本とした」(同社)

 同社は、2008年度におけるFPD材料事業の売上高として2000億円超を目指す。

富士写真フイルムのプレスリリース

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