GMO、デジタルコンテンツ事業の新会社を設立しオンラインゲームに参入

 グローバルメディアオンライン(GMO、熊谷正寿社長)は、個人向けサービス事業分野の強化を図るため、7月中旬をめどに、デジタルコンテンツ事業を展開する新会社「GMOインターテインメント」を設立する。同時に、韓国で人気の高いオンラインゲーム「CORUM ONLINE/コルムオンライン」を日本で提供しているネットクルーとの間で、同ゲームの権利取得に関する基本合意を結んだ。GMOはこれにより、オンラインゲーム市場に本格的に参入する。

 新会社「GMOインターテインメント株式会社/GMO-interTAINMENT,Inc.(GMO-i)」は、コミュニケーション系デジタルコンテンツ事業を中心に展開する予定で、インターネット上に自分自身のオリジナルキャラクターをつくる「アバター」、対戦型やコミュニケーション型の「オンラインゲーム」などを提供していく。オンラインゲームの第1弾は、今回権利を取得した「コルムオンライン」になる予定で、このほかにGMOグループと連携しながら、オンラインゲームのプロモーション活動や課金・決済代行などの事業も行う。

 「コルムオンライン」は、韓国で1997年に開発され累積45万本を売り上げたPC用RPGゲーム「コルム」をベースに開発されたオンラインゲーム。オンラインゲームの先進国である韓国において03年5月にサービスを開始し、現在の会員数は約110万人。さらに、中国のゲームサイトであるCGAMEが3月に実施した「2004年のオンラインゲームの期待作投票」でも2位となるなど、国際的にも高い人気を得ている。

 日本国内向けには、韓国に本拠を置くゲームパブリッシング会社ネットクルー(姜 泰鉉社長)が、今年1月1日から日本語版でサービスを開始した。現在約11万人のユーザーを獲得している。

 ネットクルーは、04年7月1日からのコルムオンライン第2次版のサービス展開の開始を控え、日本国内における事業拡大のためのパートナーを求めていたことから、オンラインゲーム事業への参入を計画するGMO-iとの利害が一致し、「コルムオンライン」の取得に至った。

グローバルメディアオンライン

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