東芝、03年度連結業績は減収するも電子デバイス好調で増益、PC事業は再建進む

 東芝(岡村正社長)が4月27日に発表した04年3月期連結業績は、売上高がブラウン管事業および産業システム事業の移管などで5兆5795億円(前期比1.3%減)と減収となったものの、営業利益が電子デバイス事業の好調で1745億円(同51.1%増)、税引前利益が2.7倍の1450億円、最終利益288億円(同55.8%増)と増益になった。

 パソコン事業は、売上高が前期比6.0%減の6960億円、営業損益が220億円の赤字(前期は110億円の黒字)と不振が続く。しかし、「営業損失は、今年1月に発表した265億円の赤字を見込んでいたが、大幅に改善できた。パソコン事業の建て直しは着々と進んでいる」(笠貞純・取締役執行役員上席常務)と強調。04年度は、同事業が売上高で同3.4%増の7200億円、営業利益110億円と黒字に転換する見通し。

 05年3月期連結業績見通しは、売上高が5兆8000億円(前期比4.0%増)、営業利益1900億円(同8.9%増)、税引前利益は1100億円(同24.1%減)、最終利益300億円(同4.2%増)を見込む。

東芝

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