オムロン、KOAからバックライト事業を譲り受け

 オムロンは2月24日、KOAの完全子会社である多摩電気工業の表示システム事業部が持つバックライト事業を譲り受けると発表した。

 バックライト事業の譲渡に際して、多摩電気工業はバックライト事業を分社化し100%子会社とする。この後、オムロンが新会社の全株式を取得し、バックライト事業にかかる開発、生産、販売の全機能を従業員とともに譲り受ける。

 30インチ以上の大型液晶用バックライトユニットは現在冷陰極管が用いられているが、近い将来にはLED光源にシフトすることが予想される。オムロンはすでにLED光源を使った携帯電話向け小型液晶用バックライトに関する独自技術MLA(マイクロレンズアレイ)を持っているが、新たにKOAからバックライト事業を譲渡されることで、バックライトユニットおよび関連部品事業の拡大を目指す。

 バックライト事業の譲渡は6月までに完了する予定。新会社の社名や資本金などの詳細については現在検討段階だ。

オムロンのプレスリリース(pdf)

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