最終更新時刻:2009年7月11日(土) 10時00分

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「白ロム」携帯盗難相次ぐ ドコモとソフトバンク販売店

FujiSankei Business i.

2008/12/03 11:00  

 最新機種の携帯電話が販売店から大量に盗まれる事件が相次いでいる。狙われたのはNTTドコモとソフトバンクモバイルばかり。電話番号などを記録した集積回路(IC)チップを交換するだけで使用できる「第3世代」機種の普及や、販売方法の変更で価格が大幅に上がったことが背景のようだ。

 「盗んだ携帯はネットで転売するつもりだった」。7月に神奈川県相模原市の携帯電話販売店に盗みに入ったとして逮捕された男(23)は県警の調べにこう供述している。

 同県では、7〜10月だけで計8店で計約600台が盗まれた。店の現金には手を付けずに「2社の最新機種だけが対象になった」(県警幹部)。埼玉県では昨年末から今年秋にかけ約30店の被害があり、1000台近くが盗まれた。

 盗まれたのはICチップが入っていない「白ロム」と呼ばれる携帯電話。ある販売業者は「頻繁に機種変更したい人たちに白ロムは人気がある」と話す。2社の携帯は同じ社同士なら販売店で手続きせずに自分でICチップを入れ替え、機種変更できるのが理由だという。

 被害が目立ち始めたのは昨年11月から。ドコモ関係者は「格安携帯を支えていた販売奨励金がなくなった時期と一致する」。最新機種の価格は大幅に上がり、5万円を超えるようになった。白ロムは専門の販売業者やネットの競売サイトで購入できる。競売サイトでは白ロムがあふれ、5万円台の機種が3万円台で手に入る。捜査当局も「盗まれた携帯はネットに流出した可能性が高い」とみる。

 ICチップ見直しについてドコモやソフトバンクは「利便性を損なう」として検討しないという。

 ソフトバンクは、競売サイト運営者に対し、盗品の可能性があるため発売直後の白ロムを扱わないよう求め、ヤフーは発売6カ月以内の新機種は出品できないようにしている。

 一方、KDDI(au)は販売店でICチップのロックを解除して機種変更するシステムのためか、被害の報告はない。

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