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FujiSankei Business i.
2008/11/13 11:04
携帯電話の需要低迷で、今期の出荷計画を下方修正する端末メーカーが相次いでいる。普及台数が1億台を超えたことや、端末価格を引き上げる新販売制度導入で需要が低迷しているほか、世界的な金融危機に伴う景気後退が追い打ちをかけているためだ。メーカーでは機能強化や低価格機種投入で巻き返したい方針だが、手詰まり感は否めない。
シャープは高精細液晶画面の「アクオスケータイ」が昨年好調だった反動もあり、300万台を超える下方修正を余儀なくされた。一方、2位のパナソニックモバイルコミュニケーションズは大型液晶を売りにした「ビエラケータイ」の売れ行きが順調で、「若干の下方修正」(石川圭介取締役)にとどまった。修正幅に差はあるが、各社とも「1、2年はきつい」(山崎耕司・NECモバイルターミナル事業本部長)との見方は同じだ。
電子情報技術産業協会(JEITA)が12日発表した携帯電話国内出荷実績によると、今年4月から9月までの半年間の出荷台数は前年同期に比べ19.7%減の1952万1000台となり、3年ぶりで減少に転じた。9月出荷台数も前年同月比5.0%減の223万4000台。前年同月にワンセグ携帯が売れた反動で47.9%減となった8月より改善したものの、厳しい局面は今後も続きそうだ。
業界では今年、三菱電機が撤退し、三洋電機が事業を京セラに売却したが、いまだ再編の火種がくすぶっている。シャープが6月に中国へ進出し、パナソニックやNEC、富士通が10年以降の海外進出を計画するなど、海外市場に活路を求める動きがあるものの、過去に撤退を余儀なくされた経験もあり、事業拡大を積極化しにくい事情もある。
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