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FujiSankei Business i.
2008/10/07 11:01
シャープは6日、2009年3月期の連結業績予想を下方修正すると発表した。売上高は期初予想比5%減の3兆4200億円、本業のもうけを示す営業利益は、33.3%減の1300億円、最終利益は42.9%減の600億円。
国内首位の携帯電話の販売落ち込みが最大の要因。中小型の液晶パネルや電子部品の収益も大幅に落ち込んだ。
本業のもうけを示す営業利益は、期初予想では過去最高を見込んでいたが、景気の悪化で一転して減益見込みとなった。営業減益は2年連続になる。
国内の携帯電話各社による新料金体制の導入で端末価格が上昇し、買い替えサイクルが長期化した影響が現在も続いている。08年4〜6月期連結決算でも携帯電話の不振が響いて売上高、営業利益ともに前年割れとなった。同時に発表した9月中間連結決算でも、売上高は期初予想比7.6%減の1兆5700億円、営業利益は47.1%減の450億円、最終利益は43.8%減の250億円と下方修正。営業利益の減少の大半は、携帯電話事業が影響したという。大阪市内で記者会見した浜野稔重副社長は「下期も厳しい。当社は業界の平均より落ち込みが大きい」と話した。
◇
【予報図】
■設備投資戦略の見直しも
「下方修正分のほとんどは携帯端末関連」。大阪市北区で記者会見した浜野稔重副社長は、業績修正の最大の原因をこう表現した。
2007年度の携帯電話国内シェアで25.1%(MM総研調べ)と国内トップの立場を確立してきたシャープだが、国内の携帯電話事業各社が端末価格を引き上げて通信料金を引き下げる新料金体系を導入したことで、市場自体が縮小した影響をもろに受けた。
08年の上期(4〜9月)の詳細な数字の公表は避けたが、携帯端末の出荷台数は4〜6月期に前年同期比39%減の299万台にとどまったが、7〜9月期はさらに下回ったという。
出荷台数の落ち込みは単に携帯端末だけでなく、端末に搭載する中小型液晶パネルや電子デバイスなどの販売にも響いており、浜野副社長は「景況感の悪化による消費マインドの冷え込みも大きい」と説明した。
一方、主力の液晶テレビは台数ベースでは目標(年間1000万台)を上回るペースで推移しているが、世界的な景気減速など逆風が吹き荒れるなかで、10%近い単価下落に見舞われており、利益が圧縮されるなど厳しい状況が続く。
「計画通りに進む液晶テレビ以外は、市場の動向に応じて設備投資などを考える」(浜野副社長)。液晶テレビ以外の設備投資や事業戦略の見直しにも波及しそうだ。(松岡達郎)
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